恋人よ、これが私の一週間の仕事です

4月18日(月)昨夜寝入り端に金縛りに遭う。カサカサした細い腕に羽交い絞めにされた。たぶん夢。その後も眠ったような眠っていないような。朝起きると発熱。会社休む。ヴァージニア・ウルフ灯台へ』読了。良かった。

4月19日(火)昨日休んだ分、仕事が立て込む。昼に麦とろ飯を食べる。うまい。今日からウィリアム・トレヴァー『密会』読み始める。池袋の「L書店」へ。須賀敦子スティーブン・ミルハウザーなどを買う。

4月20日(水)給与明細を入れる袋を適当にパッと取ったにも関わらず、ピッタリ必要な枚数が揃うという地味な奇跡。確か先月もそうだった。「Z」へ。彼氏のワイシャツ借りちゃった、というシチュエーションの不可解さなど。

4月21日(木)朝に体脂肪率をはかって衝撃を受ける。またも仕事が立て込む。事務の神様に嫌われているとしか思えない。「L書店」へ。タブッキが買いたかったんだが在庫がないとのこと。近くの「J書店」に行く時間はなかった。ウィリアム・トレヴァー『密会』読了。読む前から良いんだろうな、とは思っていたけどやはり良い。完璧だ。

4月22日(金)須賀敦子『ミラノ 霧の風景』を読み始める。新宿の「K書店」へ。タブッキ『島とクジラと女をめぐる断片』買う。やっと買えた。「Z」へ向かう途中、意外な人に会う。ご無沙汰しています、などとご挨拶。「Z」では久しぶりにゆっくりとたくさん飲む。

4月23日(土)意外にも二日酔いではない。市議会議員選挙の不在者投票のため市役所へ。徒歩で30分くらいかけて。天気が余り良くないためか、普段の土日なら観光客で溢れかえる通りも閑散としている。めずらしい。「モンキービジネス ポール・オースター号」読む。オースター×柴田元幸の対談でヴェンダース「東京画」の話題が出てきた。

4月24日(日)引き続き「モンキービジネス」読む。「コロンビア―一九六八年」すばらしい。ポール・オースターのパリ時代を綴ったエッセイと須賀敦子のエッセイが重なり、少し混乱する。