1/11 東京国立博物館

1月11日、午後休取って東京国立博物館へ行ってきた。目当ては特別公開の長谷川等伯「松林図屏風」。1月14日までの公開なことを思い出した私えらい。3年ぶりに見る。公開も3年ぶりらしいので追っかけみたいなものだ。「日本美術の流れ」という総合企画展(常設展)のひとつとして公開されるので入場料は600円!やっすい!ヨッ国立!しかも総合企画展は基本的に写真撮影自由だ。

とりあえず火焔土器とかはすっ飛ばしてまず国宝室へ。展示室に入って「松林図屏風」が目に入った瞬間、体に電流が流れたみたいになって動けなくなった。周りにたくさん人がいるのにひとりぼっちになって静かな霧の松林に連れて行かれる。この絵に入って死ぬまで過ごせたら幸せかもな…と危ないことを思ったりする。

また最初に戻ってこんどは「火焔土器」から見ていく。「あ。これ教科書で見たよ?」みたいなものがぞろぞろ出てきてめまい起こしそう。尾形光琳の「風神雷神図屏風」も公開中だった。完璧な構図!光琳は本当にデザインの人、だと思う。なんというか空間がかっこいい。

あと応挙「双鶴図」(鶴、こっち見んな)だとか白陰「福神家訓」(身もだえするくらいかわいい)だとか若冲「松梅群鶏図屏風」(格好良すぎて震える)だとか国芳「東都七福弁天 深川八まん社内弁天」(欲しい…)だとかだとかだとか。こんなに大盤振る舞いしていいんですか…という感じ。

本館に2時間くらいいただけでくたくたになってしまい東洋館も平成館も法隆寺宝物館も全部スルー。あれもこれも見ていない…。でもまた近いうちに行ってやる!というか今年は何回も見に行こうかなと思う。展示の入れ替えも頻繁にやっているようだし。