11/14〜11/27

11月14日(月)6時半ごろ起きる。出社前タリーズ。今週はそこまで忙しくないはず。予想どおりちまちまとした仕事と、なんとなく気をまわしてやったぞ感のある仕事をやって7時ごろ会社を出る。「Z」が休み(Mちゃんの家族旅行らしい)なので池袋の「S」書店(元「L」書店)へ行き、『日本文学全集10』(池澤夏樹の)、『ハイ・ライズ』『傷だらけのカミーユ』『谷崎万華鏡』それと「深夜食堂」の最新刊を買う。パニーノ屋(ここは変わらず)でビール、白ワイングラス、ローストビーフのパニーノを食べながら、買った本をぱらぱらめくる。帰宅して吉田類を見ながら機嫌よく過ごす。イアン・マキューアン『未成年』読み始める。

11月15日(火)6時半ごろ起きる。2日連続で6時間睡眠取ったのに、体がだるくてしかたがない。出社前タリーズ。マキューアンおもしろい。 ひまかと思っていたのにデータのまとめな仕事をほぼひとりでやることになり、Excelを延々触って10時近くまで会社にいた。資料化するのは明日の朝、となったが「9時に来れる?」と上司に聞かれたので「無理です」と言う。データ作ってまとめて、パワポも私ってそりゃないわ。予算もつかないのに。ドロドロに疲れて「Z」へ。昨日はあんなに元気だったのに。帰り、北風が強くてくじけそうになる。

11月16日(水)6時半ごろ起きる。出社前タリーズ。午後から外出なので、その準備をして、ばたばたと会社を出る。客先で毎週の定例会議のあと、某代理店で打ち合わせ。上司と先輩は会社に戻るらしいが、わたしは直帰することにした。適当な定食屋でごはんを食べて、新宿へ。「Z」。前々々職で、仕事中に具合の悪くなった大阪出身の同僚Kが「ぞんぞんする」と謎の言葉を残して早退した話を思い出す。「ぞくぞくする」っていう意味だと思うんだけど、ぞんぞんってなんだろうね、聞いたことないね、その同僚は大阪では言うって言い張ってたけど、などと話す。大阪出身のHさんにLINEで「ぞんぞん」に関して問い合わせておく。

11月17日(木)6時半ごろ起きる。出社前タリーズ。今日明日は来週の電話ミーティングに向けて資料を作るつもり。よくわからない仕事が降りかかってきて避けたり被弾したりしながらも、データの見方がわからないまま予定通り資料を1本適当にあげる。9時半ごろ会社を出て「Z」へ。Hさんから「大阪市内、北部、兵庫、奈良、三重では『ぞんぞん』はいませんでした」と報告が来る。

11月18日(金)6時半ごろ起きる。出社前タリーズイアン・マキューアン『未成年』読了。よかった。コンパクトだけど読み応えがあって、完璧だと思う。資料の続きをひたすら作る。9時ごろ会社へ出て久しぶりに「D」へ。ピクルス、シークケバブ、豆のスープとごはん半分、IPA、赤ワイン、白ワイン、洋ナシのリキュール(というかカルバドスの洋ナシ版?)、生ビール。それからタクシーで「Z」。久しぶりのお客さんがいたのでわんわん話す。3時ごろソファへ。

11月19日(土)6時ごろ起こされる。少しうだうだしてから店を出る。Hさんから追加の報告。「泉州地域でも『ぞんぞん』はなし」とのこと。Kだけか、その周りのごく狭いコミュニティのみで通じる言葉だったんだろうか。帰宅して朝ごはんとお風呂を済ませて寝る。いつも通り目が覚めると暗かった。夜、寒くて着る毛布を出す。くるまってだらだらしていたら、また寝ていた。12時くらいに目を覚まして布団に入る。

11月20日(日)6時半ごろ起きる。国立劇場へ。「仮名手本忠臣蔵」。道行旅路の花聟、五段目、六段目、七段目。いわゆる年末時代劇的な忠臣蔵っぽさはないが、見どころが多いし、菊五郎の勘平と吉右衛門の由良乃助なんて観るに決まっている。道行の錦之助菊之助の勘平お軽のきれいなこと。五段目、菊五郎の勘平が笠を取った瞬間、おおって客席から声が出ていた(わたしも出した)。七段目の一力茶屋。吉右衛門の目ンない千鳥、色っぽかった。 雀右衛門のお軽、又五郎の平右衛門もよかった。終わって池袋まで戻り、立ち食い寿司を食べる。「S」書店でカレー沢薫『ブスの本懐』を買う。飲み足りないので月曜日に行ったパニーノ屋で白ワインを1杯飲んだ。帰宅。お風呂を済ませて赤ワインを飲みながら録画しておいたポワロ(「青列車の秘密」)を見る。いい休日。大崎善生『聖の青春』読み始める。

11月21日(月)6時半ごろ起きる。出社前タリーズ。午後からの電話ミーティング用に資料を見直して、ちょっと手を入れる。電話ミーティングはなごやかに終わって安心する。これでやっと今月のレポート関係は終わった、はず。早めに帰れるかと思ったらそこそこ仕事が降ってきたので会社を出たのが9時半くらいになってしまう。「Z」へ。どうしようもねえな、という話を聞く。

11月22日(火)朝、ものすごい揺れで目が覚める。靴下を履いて部屋の戸を開けて揺れがおさまるのを待つ。おさまったのでもう20分だけ寝ようと布団に入る。結果すこし寝坊する。テレビを見ると津波警報で「逃げて」とでかでかと出ていてちょっとこわくなる。何もないといい。電車は少し遅れていたが、出社前タリーズ。今日はひっそり仕事をしてとっとと帰ろうという決意で目立たないように過ごす。上司と先輩が外出先から帰ってくる気配がないので、7時くらいに会社を出てしまう。「Z」へ。昨日聞いたどうしようもねえな話で盛り上がる。帰るのが面倒くさいのでこのまま居続けることにする。2時くらいにソファへ移動する。なんだかのどが痛い。ウィリアム・トレヴァーが亡くなった。

11月23日(水)6時前に起こされる。乗り過ごしの危機を乗り越えて帰宅。朝ごはんとお風呂を済ませて寝る。夕方ごろに起きる。寒い。鼻が少し出てのどに違和感があって、気管支がもやっとする。風邪か。大崎善生『聖の青春』読了。よかった。Kindleで「プリンセス・メゾン」と「この世界の片隅に」を全巻買う。いい。とてもいい。天気予報で明日は雪が降るぞ、と言っている。まだ11月なのに。寝転がって本を読んでいるうちに寝ていた。12時くらいに布団に入る。

11月24日(木)6時半ごろ起きる。人に揺り起こされる夢を見たのだが、本当に地震で揺れていたみたいだ。外を見ると雪が降っている。ものすごく寒い。冬物のコートを着て、耳あて、手袋の防寒フル装備で家を出る。風邪っぽいのはよくなった気がする。電車は少し遅れているくらい。出社前タリーズ。午後からセミナー、取引先なので午前中にばたばた仕事をする。セミナーはわりとおもしろかった。取引先とのミーテイングはいつも通り。会社に戻らずに、議事録を喫茶店から送って先輩とビアホールで飲む。ひとり新宿へ移動して「Z」へ。ウィリアム・トレヴァー異国の出来事』読み始める。もったいないから1日1編のペースで読んでいきたい。

11月25日(金)6時半ごろ起きる。出社前タリーズ。今日も早く帰る、という意気込みで仕事の計画を立てるが、途中でいろいろ降ってきてガラガラと崩れ去る。わたしの仕事というかなんだ?これは?というのばかりだが、まあいい。7時くらいに降ってきたものが全部終わってやろうと思っていたことに手をつける。仕事を降らせてきた人がなぜかわたしより早く帰ってしまい、釈然としない気持ちになる。結局11時半くらいまで会社にいた。松屋でおろしポン酢牛丼(ミニ)を食べて「Z」へ。わたしが着いたところでほかのお客さんが帰っていった。あとは誰も来ず。Mちゃんとだらっとしゃべったり、大声で歌ったりで3時くらいまで飲んで、ソファへ。

11月26日(土)6時ごろ起こされる。ねむい。さむい。帰宅したら、綿入りの半纏が置いてあった。母が作ったようだ。「着れば?」とのこと。ありがたく着ることにする。朝ごはんとお風呂を済ませて布団に入る。『ブスの本懐』を少し読む。あ、これ読み続けて寝られなくなる、と思ってそっと枕元に置いた。起きたら暗かった。また寝転がって『ブスの本懐』読む。いつの間にか寝ていた。1時くらいに目が覚めて布団に入る。

11月27日(日)8時ごろ起きる。朝ごはんを食べながら読書欄のチェックとポワロを見る。今日は地元のマラソン大会らしく、母親が近くまで応援に行った。そういえば彼女は毎年応援に行く。久しぶりに筋トレをやる。11時くらいに母が戻ってきてポケットからチョコレートをいくつか出していたので「どうしたの?」と聞いたら「近所のばあさんにもらった」とのこと。うん。ばあさんはどこにでもお菓子を持っていくからな。午後、スーパーへ行って日用品とつまみ(マッシュルームの)の材料とビール、ワイン、炭酸水を買い込む。帰宅してつまみを作って飲み始める。九州場所、千秋楽。来年も相撲見に行きたい。夜、またうとうとする。9時ごろ目が覚めて「そして誰もいなくなった」のドラマを見る。いい。モヤさまが変な時間にやっていたのでちょっとだけ見た。京都。布団に『ブスの本懐』と小さい読書灯を持ち込んでぬくぬくと読む。